お留守番プロジェクトvol.1

ヨシダミナコ選 映画上映(DVD)+ 写真展『エンドロールの後で』2018年5月10日(木)〜5月27日(日)

 

時間:13:00〜18:00(上映作品により若干の延長あり)

休廊:月、火、水

 

場所: Gallery OUT of PLACE

          奈良市今辻子町32-2

TEL:0742-26-1001

 

今回、このお留守番プロジェクトという場をお借りして、普段の展示ではなかなか試みないことを展開してみようと思いました。これまでに観た映画の中から、好きな映画、気になった映画、面白かった映画などを50作品挙げて、それらの映画から受け取ったイメージを自分の写真に置き換えてみるというものです。

誰かと同じ映画を観たとしても、それぞれに受け取り方や印象は違って、「この映画は、わたしにはこう映りました」「あなたは、どうですか?」と問いかけるような、映画と写真について考えてみる、そんな時間や場所をつくり出せたらと思っています。

そして、エンドロールの後で、あなたと何かかけがえのないものを共有できることを願います。

 

 

お留守番プロジェクトとは…'18年4月から1年半の間、Gallery OUT of PLACE NARAが長期休廊するにあたって、約18組の美術家やキュレーターが各自一月間ずつ、留守番役を引

             き受けます。ギャラリー空間を自由に使いながら独自の企画を一般公開し、リレー方式で開催し続けるアートプロジェクトです。

‖ 会期中、会場ではセレクトした映画作品を日替わりで上映します(無料)‖

ー上映スケジュールー   *下記はおおよそのタイムテーブルです。途中入場可。お気軽にご来場ください。

5/10(木) 日替わりテーマ「光を追いかける」

13:00頃〜 オランダの光

     (2003年 オランダ 監督:ピーター=リム・デ・クローン)

14:50頃〜 雲 息子への手紙

     (2001年 ベルギー=ドイツ 監督:マリオン・ヘンセル)

16:30頃〜 トニー滝谷

                    (2004年 日本 監督:市川準)

オランダの光

(2003年 オランダ 監督:ピーター=リム・デ・クローン)

ー解説ー

17世紀オランダ絵画の巨匠フェルメールやレンブラントの傑作の数々に、大きな影響を与えたと言われる自然光“オランダの光”をめぐるドキュメンタリー。ユニークな実験を駆使し、様々な角度から検証していく知的エンタテインメント。

雲 息子への手紙

(2001年 ベルギー=ドイツ 監督:マリオン・ヘンセル)

ー解説ー

アフリカ最南端の喜望峰、地震と火山の島国アイスランド、スコットランドの牧草地、ヨーロッパをまたがるアルプス山脈、インド洋に浮かぶマダガスカル島…。世界各国、さまざまな形の「雲」に魅せられた女性監督マリオン・ヘンセルが、各地を旅して「雲」と大自然の姿をときに優しく、ときに力強く描くドキュメンタリー。音楽は、ウォン・カーウァイの「花様年華」で脚光を浴びたマイケル・ガラッソ。心地よい音楽が、重なる「雲」の映像にみごとに調和したインパクトを与える。ナレーションは、フランス語版をカトリーヌ・ドヌーヴ、英語版をシャーロット・ランプリングが担当。日本では英語・仏語の2バージョン(日本語字幕つき)で公開された。

トニー滝谷

2004年 日本 監督:市川準

ー解説ー

孤独に生きてきた男が知った人を愛する喜びと人を失う切なさを描いたシンプルなラブストーリー。監督は「竜馬の妻とその夫と愛人」の市川準。村上春樹による同名短篇を基に、市川監督自身が脚色。撮影を、写真家の広川泰士が担当している。主演は、「みすゞ」のイッセー尾形と「父と暮せば」の宮沢りえ。第57回ロカルノ国際映画祭審査員特別賞、国際批評家連盟賞、ヤング審査委員賞受賞、第26回ぴあフィルムフェスティバル上映、サンダンス・フィルム・フェスティバル2005 ワールド・シネマ・ドラマティック・コンペティション ノミネート作品。


 5/11(金) 日替わりテーマ「どこにもいけなかった恋に想いを馳せる」

13:00頃〜 さゞなみ

     (2002年 日本 監督:長尾直樹)

15:00頃〜 ミスター・ロンリー

     (2007年 イギリス 監督:ハーモニー・コリン)

17:00頃〜 ONCE -ダブリンの街角で-

                    (2006年 アイルランド 監督:ジョン・カーニー)

          *18:30頃終了

さゞなみ

(2002年 日本 監督:長尾直樹)

ー解説ー

死んだはずの父親から届いた手紙をきっかけに、母と娘のそれぞれの恋のかたちを描いた静謐なラブストーリー。監督・脚本・編集は「鉄塔武蔵野線」で文化庁優秀映画作品賞を受賞した長尾直樹。撮影は写真家としても活躍する藤井保。美術設計はアートディレクターの葛西薫。台詞協力に芥川賞作家の保坂和志が参加している。出演は「パルコフィクション」の唯野未歩子、「命」の豊川悦司、「カタクリ家の幸福」の松坂慶子、「真夜中まで」の岸部一徳。「写真美術館で観る映画シリーズ」のVol.1 作品。

ミスター・ロンリー

(2007年 イギリス 監督:ハーモニー・コリン)

ー解説ー

「ガンモ」のハーモニー・コリン監督が8年ぶりにメガホンを取ったラブストーリー。主演に「天国の口、終りの楽園。」のディエゴ・ルナ、共演に「ギター弾きの恋」のサマンサ・モートンを迎え、他人を演じることでしか生きられない男女の恋と自分探しの旅を描く。マイケル・ジャクソンになりきって暮らしてきた男が、ある日マリリン・モンローとして生きる女に出会う。彼は彼女に導かれてモノマネ芸人たちが集団生活を送るスコットランドを訪れ……。

ONCE -ダブリンの街角で-

(2006年 アイルランド 監督:ジョン・カーニー)

ー解説ー

ダブリンのストリートで自作の歌を奏でる男の前に、ひとりの女が現れる。彼女のピアノにほれ込んだ男は、彼女のために曲を書き、2人のセッションは美しいハーモニーを奏でる。07年サンダンス映画祭で注目を集め、上映館が全米2館から口コミで140館まで拡大したドラマ。主演はアイルランドのロックバンド、ザ・フレイムスのグレン・ハンサードと、彼のアルバムで共作しているチェコ出身のミュージシャン、マルケタ・イルグロバ。


5/12(土 日替わりテーマ「映画の雨について考える」

13:00頃〜 雨上がりの駅で

     (1996年 イタリア 監督:ピーター・デル・モンテ)

15:00頃〜 マグノリア

     (1999年 アメリカ 監督:ポール・トーマス・アンダーソン)

雨上がりの駅で

(1996年 イタリア 監督:ピーター=デル・モンテ)

ー解説ー

自由奔放に生きる19歳の少女が、アルツハイマー症である老教授との奇妙な旅の道連れになることによって、心の成長を遂げていく様を描く人間ドラマ。監督は「エトワール」のピーター・デル・モンテ。製作はエンツォ・ポルチェッリ。モンテとマリオ・フルツナートの原案を、モンテ自身がグーロリア・マラテスタとクラウディア・スバリジャとの共同で脚色。撮影は「親愛なる日記」のジュゼッペ・ランチ。音楽はダリオ・ルカントーニ。出演は「スタンダール・シンドローム」「トラウマ 鮮血の叫び」など、実父ダリオ・アルジェント監督のホラー作品の常連であるアーシア・アルジェント。共演は「百一夜」のミシェル・ピコリほか。

マグノリア

(1999年 アメリカ 監督:ポール・トーマス・アンダーソン)

ー解説ー

死の床で息絶えんとするテレビの大物プロデューサー、彼が昔捨てた息子、プロデューサーの若い妻、看護人、癌を宣告されたテレビのクイズ番組の司会者、彼を憎む娘、彼女に一目惚れする警官、番組でおなじみの天才少年、かつての天才少年……。ロサンゼルス、マグノリア・ストリート周辺に住む、一見何の繋がりもない12人が、不思議な糸に操られて大きな一つの物語に結び付けられていく。そして……“それ”は、起こる!


5/13(日 日替わりテーマ「家族は巡る」

13:00頃〜 ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

     (2011年 アメリカ 監督:スティーブン・タルドリー)

15:20頃〜 ヤンヤン 夏の想い出

     (2000年 台湾=日本 監督:エドワード・ヤン)

        *18:20頃終了

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

(2011年 アメリカ 監督:スティーブン・タルドリー)

ー解説ー

2005年に発表され、「9・11文学の金字塔」と評されたジョナサン・サフラン・フォアによるベストセラー小説を、「リトル・ダンサー」「めぐりあう時間たち」のスティーブン・ダルドリー監督が映画化。9・11テロで最愛の父を亡くした少年オスカーは、クローゼットで1本の鍵を見つけ、父親が残したメッセージを探すためニューヨークの街へ飛び出していく。第2次世界大戦で運命の変わった祖父母、9・11で命を落とした父、そしてオスカーへと歴史の悲劇に見舞われた3世代の物語がつむがれ、最愛の者を失った人々の再生と希望を描き出していく。脚本は「フォレスト・ガンプ 一期一会」のエリック・ロス。オスカーの父親役にトム・ハンクス、母親役にサンドラ・ブロックらアカデミー賞俳優がそろう。

ヤンヤン 夏の想い出

(2000年 台湾=日本 監督:エドワード・ヤン)

ー解説ー

エドワード・ヤン監督が「カップルズ」以来4年ぶりに取り組んだ家族劇。ヤンヤンは祖母と両親、姉と台北のマンションに暮らすごく普通の家庭の少年。ところが、叔父の結婚式を境に、様々な事件が起こり始める……。現代の家族を取り巻く多彩なエピソードを同時進行させ、時には対比させた緻密な構成で描いていく。穏やかさの中に異様な緊迫感が同居した映像世界は、ヤン監督作品ならではの濃密さ。イッセー尾形の出演も話題に。


5/17(木 日替わりテーマ「それぞれのパリ」

13:00頃〜 パリ、テキサス

     (1986年 フランス=西ドイツ 監督:ヴィム・ヴェンダース)

15:40頃〜 パリ、ジュテーム

     (2006年 フランス オムニバス)

        *終了予定17:40

パリ、テキサス

(1986年 フランス=西ドイツ 監督:ヴィム・ベンダース)

ー解説ー

テキサス州の町パリを求めて砂漠をさまよう男トラビス。倒れて口もきかない彼を弟がロサンゼルスの自宅に連れ帰ると、そこには四年前に置き去りにした息子がいた。今度は息子と一緒に妻を捜しに、ふたたびテキサスへと旅立つトラビスだったが、そこには思いがけないにがい再会が待っていた……。ミュラーの切り取る流麗な風景にライ・クーダーの哀愁の旋律が哀しい、ロード・ムービーの作家ベンダースの傑作。

 

パリ、ジュテーム

(2006年 フランス オムニバス)

ー解説ー

パリの街角を舞台に男女の愛の物語を描いた18本のオムニバス・ムービー。「オー・ブラザー!」のコーエン兄弟、「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」のガス・バン・サント、「トゥモロー・ワールド」のアルフォンソ・キュアロンら世界各国の名匠が集結。出演もイライジャ・ウッド、ナタリー・ポートマン、ジュリエット・ビノシュほか豪華キャストが顔を揃える。日本からは「M/OTHER」で国際的に高い評価を得た諏訪敦彦監督が参加。


5/18(金 日替わりテーマ「ガス・ヴァン・サントの多面性を味わう一日」

13:00頃〜 エレファント

     (2003年 アメリカ 監督:ガス・ヴァン・サント)

14:30頃〜 永遠の僕たち

     (2010年 アメリカ 監督:ガス・ヴァン・サント)

16:10頃〜 ミルク

     (2008年 アメリカ 監督:ガス・ヴァン・サント)

        *18:18頃終了

エレファント

(2003年 アメリカ ガス・ヴァン・サント)

ー解説ー

99年のコロンバイン高校での銃乱射事件を、初期には「ドラッグストア・カウボーイ」や「マイ・プライベート・アイダホ」を撮っていた「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」のガス・バン・サント監督が描く。撮影は「裏切り者」「ゲーム」のハリス・サヴィデス。生徒役の出演者はみな俳優ではなく実際の高校生で、セリフは彼らが即興で話すという演出。03年のカンヌ映画祭でパルムドールと監督賞を史上初のダブル受賞。

永遠の僕たち

(2010年 アメリカ ガス・ヴァン・サント)

ー解説ー

「ミルク」「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」のガス・バン・サント監督が、死にとらわれた若者たちの愛と再生を描いた青春映画。交通事故で両親を亡くし臨死体験をした少年イーノックは、それ以来、自分だけに見える死の世界から来た青年ヒロシを話し相手に生きてきた。そんなある日、イーノックは難病で余命3カ月を宣告された少女アナベルと出会い、ヒロシが見守る中、残された時間を過ごす2人は輝きを取り戻していくが……。主演は故デニス・ホッパーの息子ヘンリー・ホッパー。相手役のアナベルは「アリス・イン・ワンダーランド」のミア・ワシコウスカが務め、主人公のただ1人の友人ヒロシ役で加瀬亮が出演する。

ミルク

(2008年 アメリカ ガス・ヴァン・サント)

ー解説ー

同性愛者であることを公表した上で、米国史上初めて公職に就いた政治家ハービー・ミルクの半生を描いた伝記ドラマ。1970年代のサンフランシスコ。生来の人柄でゲイやヒッピーたちに慕われる同性愛者のミルクは、マイノリティに対する権利と機会の平等を求め、世間の差別や偏見と戦いながら市制執行委員会の選挙に立候補する。第81回アカデミー賞では、主演男優賞(ショーン・ペン)、オリジナル脚本賞を受賞。


5/19(土 日替わりテーマ「いろんな気持ちが本当の気持ち」

13:00頃〜 灯台守の恋

     (2004年 フランス 監督:フィリップ・リオレ)

15:00頃〜 ブロークン・フラワーズ

     (2005年 アメリカ 監督:ジム・ジャームッシュ)

17:00頃〜 ギター弾きの恋

     (1999年 アメリカ 監督:ウッディ・アレン)

        *18:35頃終了

灯台守の恋

(2004年 フランス フィリップ・リオレ)

ー解説ー

60年代のフランスの小さな村を舞台に、よそ者の青年が村の人妻と許されぬ恋に落ちる大人の恋愛物語。出演は、フランス映画界を代表する実力派女優サンドリーヌ・ボネール、「今日から始まる」のフィリップ・トレトン、「ボン・ボヤージュ」でセザール賞最有望新人男優賞を受賞したグレゴリ・デランジェール。監督は「パリ空港の人々」のフィリップ・リオレ。

ブロークン・フラワーズ

(2005年 アメリカ ジム・ジャームッシュ)

ー解説ー

「ストレンジャー・ザン・パラダイス」「デッドマン」のジム・ジャームッシュ監督、6年ぶりの新作長編。ビル・マーレイ演じる中年男性の元に、ある日届いた手紙には「あなたの子供がもうすぐ19歳になる」と書かれていた。彼は20年前の交際相手を訪ねて回るが……。05年のカンヌ国際映画祭で審査員特別グランプリを受賞し、ジャームッシュ復活を印象づけた。

ギター弾きの恋

(1999年 アメリカ ウッディ・アレン)

ー解説ー

“世界で2番目”を自称するギタリスト、エメット・レイは、音楽の才能に恵まれながらも派手で自堕落な生活を送っていた。ある日、彼は口のきけない純情な女性ハッティと出会い、愛しあうようになる。時にエメットに横暴な態度をとられながらも、献身的に愛を捧げ続けるハッティ。やがてエメットはギタリストとして名声を手に入れるが、気紛れな生活がやめられず、ハッティを捨て上流階級の女性ブランチと衝動的に結婚する。


5/20(日 日替わりテーマ「夢みていた未来って、どんなだったっけな」

13:00頃〜 かいじゅうたちのいるところ

     (2009年 アメリカ 監督:スパイク・ジョーンズ)

15:00頃〜 リトル・ダンサー

     (2000年 イギリス 監督:スティーブン・タルドリー)

        *17:51頃終了

かいじゅうたちのいるところ

(2009年 アメリカ スパイク・ジョーンズ)

ー解説ー

モーリス・センダックの名作絵本「かいじゅうたちのいるところ」を、「マルコヴィッチの穴」のスパイク・ジョーンズが映画化。いたずら好きな7歳の少年マックスは、母親とケンカをして家を飛び出し、気がつくと船に乗って大海にこぎ出していた。やがてたどりついた島には見たこともないかいじゅうたちがいて、彼らの王様になったマックスは、かいじゅうたちと一緒に誰もが幸せになれる世界を築こうとするが……。

リトル・ダンサー

(2000年 イギリス スティーブン・タルドリー)

ー解説ー

イギリスの炭坑町に住む少年ビリーは、偶然目にしたバレエ教室に惹かれ、女の子たちに混じって練習するうち夢中になっていく。めきめき上達する彼に自分の夢を重ね、熱心に指導するウィルキンソン先生。しかし大事なお金をバレエに使うことを知った父は激怒し、教室通いを禁じる。先生はビリーにロイヤル・バレエ学校のオーディションを受けさせたい一心で無料の個人レッスンを行うが、オーディションの朝、炭鉱夫の兄トニーがスト中に逮捕される。


5/24(木) 日替わりテーマ「どうしようもなく人が好き」

13:00頃〜 ミフネ

     (1999年 デンマーク 監督:ソーレン・クラウ・ヤコブセン)

14:45頃〜 馬々と人間たち

     (2013年 アイスランド 監督:ベネディクト・エルリングソン)

16:15頃〜 リアリズムの宿

     (2003年 日本 山下敦弘)

        *17:38頃終了

ミフネ

(1999年 デンマーク ソーレン・クラウ・ヤコブセン)

ー解説ー

奇妙な共同生活のなかで自分を取り戻していく4人の男女の姿を描くドラマ。ラース・フォン・トリアー、トーマス・ヴィンターベア、本作の「Emma エマ」のソーレン・クラウ・ヤコブセンらからなる、デンマークの監督集団《ドグマ95》の第3作で、監督・原案はヤコブセン。脚本はヤコブセンとアナス・トーマス・イエンセン。製作はビアギテ・ハルドとモーテン・カウフマン。撮影は「セレブレーション」のアンソニー・ドット・マントル。音楽はモーテン・ダインボルとハンス・メラー。編集はバルディス・オルカスドッティア。出演はデンマークの舞台出身のアナス・ベアデルセン、イーベン・ヤイレ、イエスバー・アスホルトほか。

馬々と人間たち

(2013年 アイスランド ベネディクト・エルリングソン)

ー解説ー

雄大な自然の広がる島国アイスランドを舞台に、馬と人間たちが織りなす生と死と欲望の物語を馬の視点からつづり、世界各国の映画祭で話題を集めた異色ドラマ。強い絆で結ばれた馬と人々が繰り広げる奇想天外なエピソードの数々を、悲劇も喜劇も馬も人間も同じ目線で捉えたユニークなスタイルで描く。独身男性コルベインは未亡人ソルベーイグとひかれあっていたが、互いの馬同士が先に結ばれてしまう。一方、ベルンハルズルは大好きなウォッカを手に入れるため、愛馬に乗って冷たい海に飛び込むが……。アイスランドの演劇界を代表する俳優・演出家のベネディクト・エルリングソンが長編初メガホンをとり、「コールド・フィーバー」の名匠フリドリック・トール・フリドリクソンが製作に参加。出演は「陽のあたる場所から」のイングバール・E・シーグルズソンほか。2013年・第26回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され、最優秀監督賞を受賞。

リアリズムの宿

(2003年 日本 山下敦弘)

ー解説ー

顔見知り程度でしかなかったふたりの青年が織り成す、おかしくせつない旅を描いたオフビート・コメディ。監督は「最も危険な刑事まつり/汁刑事」の山下敦弘。つげ義春による2篇の漫画『会津の釣り宿』と『リアリズムの宿』を、「ばかのはこ船」の向井康介と山下監督が共同で脚色。撮影を「ばかのはこ船」の近藤龍人が担当している。主演は、「1980」の長塚圭史と「飼育の部屋 終のすみか」の山本浩司。


5/25(金) 日替わりテーマ「日常こそが美しい」

13:00頃〜 かもめ食堂

     (2005年 日本 監督:荻上直子)

15:00頃〜 キッチン・ストーリー

     (2002年 ノルウェー=スウェーデン 監督:ベント・ハーメル)

16:45頃〜 ル・アーヴルの靴みがき

     (2011年 フィンランド=フランス=ドイツ 監督:アキ・カウリスマキ)

        *18:20頃終了

かもめ食堂

(2005年 日本 荻上直子)

ー解説ー

フィンランドの首都ヘルシンキの街角でオープンした小さな食堂を舞台に、3人の日本人女性が繰り広げる穏やかな日常を綴ったドラマ。監督は、「バーバー吉野」の荻上直子。出演は小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ。「過去のない男」のマルック・ペルトラが共演。

キッチン・ストーリー

(2002年 ノルウェー=スウェーデン ベント・ハーメル)

ー解説ー

50年代にスウェーデンで実際に行われたという“独身男性の台所での行動パターン調査”をヒントに、調査員と調査対象者となった2人の中年男性の交流をユーモラスに綴ったコメディ。監督は、「卵の番人」のベント・ハーメル。

ル・アーヴルの靴みがき

(2011年 フィンランド=フランス=ドイツ アキ・カウリスマキ)

ー解説ー

「浮き雲」「過去のない男」のアキ・カウリスマキ監督が、フランスの港町ル・アーブルに生きる人々の姿を描いた人情劇。北フランスの港町ル・アーブルの駅前で靴磨きをして暮らしているマルセルは、妻アルレッティと愛犬ライカとともにつつましい生活を送っていた。そんなある日、港にアフリカからの不法移民が乗ったコンテナが漂着し、マルセルは警察に追われていた1人の移民の少年イングリッサと出会う。そしてその頃、アルレッティは医師から余命宣告を受けており……。妻のアルレッティ役にカウリスマキ作品常連のカティ・オウティネン。


5/26(土) 日替わりテーマ「丁寧に描く」

13:00頃〜 ぼくの好きな先生

     (2002年 フランス 監督:ニコラ・フィリベール)

15:00頃〜 銀河鉄道の夜

     (1985年 日本 監督:杉井ギザブロー)

 

17:00頃〜 世界一美しい本を作る男 シュタイデルとの旅

     (2010年 ドイツ 監督:ゲレオン・べツェル、ヨルグ・アドルフ)

        *18:30頃終了

ぼくの好きな先生

(2002年 フランス ニコラ・フィリベール)

ー解説ー

フランス中部、オーベルニュ地方にある小学校は、児童の数が少ないため、ひとつの教室で3歳から11歳までの13人のクラスメイトがいっしょに授業を受けている。この学校の教師ロペスは定年のため、あと半年で35年間の教師生活を終えなければならないが、生徒たちはその事実を受け入れられない。「音のない世界で」でも絶賛をあびたニコラ・フィリベール監督の最新作。本国フランスで200万人の観客を動員したヒット・ドキュメンタリー。

銀河鉄道の夜

(1985年 日本 杉井ギザブロー)

ー解説ー

宮沢賢治の童話を、「タッチ」の杉井ギサブロー監督がアニメーション映画化。登場人物を擬人化した猫に置き換えたますむらひろしの漫画を原案に、細野晴臣による幻想的な音楽にのせて描くファンタジー。病気の母と暮らし、帰らない父を待つ孤独な少年ジョバンニは、星祭りの夜に丘の上でひとり空を眺めていた。すると目の前に銀河鉄道が現れ、導かれるように列車に乗ると、そこには親友のカムパネルラがいた。2人は銀河を旅し、さまざまな人々と出会い、別れていくが、やがて旅の終わりの時が訪れ……。

世界一美しい本を作る男 シュタイデルとの旅

(2010年 ドイツ ゲレオン・べツェル、ヨルグ・アドルフ)

ー解説ー

「世界一美しい本を作る」と称され、ノーベル賞作家ギュンター・グラスや写真家ロバート・フランク、シャネルのカリスマデザイナー、カール・ラガーフェルドらに支持されるドイツの小さな出版社シュタイデルの秘密に迫ったドキュメンタリー。印刷所創設者のゲルハルト・シュタイデルが、クライアントに直接会うため世界を飛び回る姿に密着。世界の一流アーティストたちと綿密な打ち合わせを繰り返し、収録作品や使用する紙、インクの選定までこだわるシュタイデルの姿勢が、「本」を「アート」に昇華していく様をとらえる。監督は「エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン」を手がけたゲレオン・ベツェル。


5/27(日) 日替わりテーマ「思い出の三本!」

13:00頃〜 ニューヨーク、アイラブユー

     (2009年 アメリカ オムニバス)

15:00頃〜 カールじいさんの空飛ぶ家

     (2009年 アメリカ 監督:ピート・ドクター)

17:00頃〜 ジェリーフィッシュ

        (2007年 イスラエル=フランス 監督:エトガー・ケレット、シーラ・グフェン)

          *18:22頃終了

ニューヨーク、アイラブユー

(2009年 アメリカ オムニバス)

ー解説ー

ファティ・アキン、チアン・ウェン、ブレット・ラトナー、岩井俊二、ナタリー・ポートマンら世界中から集った個性的な11人の監督が、ニューヨークを舞台にさまざまな愛の物語を紡ぐ群像オムニバス。ソーホー、ハーレム、セントラル・パーク、グリニッジ・ビレッジなどニューヨークの各名所で撮影が行われた。ヘイデン・クリステンセン、オーランド・ブルーム、クリスティーナ・リッチ、シャイア・ラブーフ、イーサン・ホーク、マギー・Q、アンディ・ガルシアらハリウッドの豪華キャストが揃う。

カールじいさんの空飛ぶ家

(2009年 アメリカ 監督:ピート・ドクター)

ー解説ー

亡き妻エリーとの思い出が詰まった家にひとり静かに暮らしている78歳のカールじいさん。だが、周囲の再開発でその生活が失われそうになったある日、エリーの夢だった南米奥地の秘境を目指すため、人生最後の大冒険に出ることを決意。家に大量の風船をつけて大空へと飛び立つ。ピクサーの長編第10作で、監督は「モンスターズ・インク」でリー・アンクリッチと共同監督を務めたピート・ドクター。

ジェリーフィッシュ

(2007年 イスラエル=フランス 監督:エトガー・ケレット、シーラ・グフェン)

ー解説ー

イスラエルの美しい海辺の街を舞台に、人々の心の機微を繊細なタッチで切り取ったヒューマン・ドラマ。それぞれ作家としても活躍するエドガー・ケレットとシーラ・ゲフェンが初メガホンを取り、2007年カンヌ国際映画祭で最優秀新人監督賞を受賞した。恋愛も仕事も失敗続きの女性バティアは、ある日海辺で浮き輪をつけた少女に出会う。ひと言も話さないまま後をついて来る少女を仕方なく自宅に連れて帰るバティアだったが……。


解説引用 映画.com(http://eiga.com)

上記のスケジュール予定です。予告なく変更する可能性もありますので、ご了承ください。

また本上映は個人的に映画を楽しむものであり、上映により収益を得ることはございません。